ザイエンス景観・公園施設カタログ1320
236/260

製品の信頼性注 意注意修繕の実施点検・診断経過年数234注 意木製エクステリアの腐朽しやすい箇所(点検のポイント)により生産された信頼できる製品を選択し、発生してしまった劣化に対しては、適切なメンテナンスを実施しながら維持管理を行っていくことが、経済性の高い方法といえます。 屋外で使用されるエクステリア類は、風雨や太陽の光にさらされる厳しい環境に置かれています。 エクステリア製品に使用する木材には、次のような不具合が発生する可能性があります。 ① 腐朽やシロアリによる被害 ② 表面の割れや汚れ・塗装のハガレ ③ 材料の収縮や変形 ④ 接合部のガタツキやボルト類のユルミ これらの不具合を、点検によって早期に発見し、修繕を行うことで、当初の機能を維持し、長期間ご使用していただけます。 日常点検は、管理者の方が施設の変形や異常等の有無を調べるために行う点検です。 製品を安全に長く使用していただくためには常日頃からの点検が欠かせません。 日常点検を行われる際は、下記のポイントを参考にしてください。横木や床板の座堀穴にごみや水がたまる。横木の干割れ部にごみや水がたまる。根太が腐朽すれば、床板が腐朽していなくても倒壊する可能性がある。指で押して軟らかい場合、外部からわからない内部腐朽の可能性がある。床板の継ぎ目にごみや水がたまる。柱の地際部は常時湿潤状態にあり、腐朽しやすい。柱頭部にごみや水がたまる。縦格子を差し込む横木の穴にごみや水がたまる。柱を叩いて空洞音がすると、内部腐朽の可能性がある。点検・修繕(メンテナンス)による維持管理モデルメンテナンス(点検・修繕)の推奨木製エクステリア製品を長くお使いいただくには不具合点の早期発見、早期補修がポイントです! 木製エクステリア製品を、設置~維持管理~廃棄という観点から考えてみると ① 木材の知識に基づく設計・製造 ② 公的な評価や実績がある保存処理 ③ 廃棄時にリスクを生じない薬剤の使用日常点検点検・修繕

元のページ  ../index.html#236

このブックを見る