ザイエンス景観・公園施設カタログ1425
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123 ● 難しい遊具に挑戦、最初はできなくても、徐々にできるようになり、達成感や自己肯定感を高められる。 ● ひとりで遊ぶことから、友達同士での遊びへの発展により、社会性を学ぶ。162インクルーシブ対応木製遊具で、SDGsにつながる取り組み多様性木 育国産材の活用子どもたちが分け隔てなく遊ぶことで、互いの個性を尊重しあえるように。体力、年齢、能力にあわせた遊びを通じて、心身の育成につながるように。国産材の木製遊具に触れることで、木のことを学ぶ木育につながるように。様々な子ども同士が、いっしょに木製遊具で遊ぶことができ、体験を共有できます。天然の国産木材を使った温もりある遊具に触れることが、子ども達の木育につながります。今が使い時の国産木材。地場産材を活用した製品で地産地消に貢献します。二酸化炭素を貯蔵する木材を、保 存 処 理で長 持ちさせて、環境に配慮します。インクルーシブな遊び場とは、すべての子どもが自分のペースや能力にあわせて様々な遊びを楽しむことができる遊び場です。この遊び場では、障がいの有無だけでなく、年齢、性別、国籍などの違いも含めて、すべての子ども達が楽しむことができ、一緒に遊ぶことを通じて、お互いの違いや共通点を認め合い、楽しく成長できる環境となることを目指しています。また、子ども達は、一人一人、得手不得手があり、興味や関心をもつこと、楽しいと感じる遊びも異なります。また、こういった遊びへの興味や関心などは子ども達の成長にあわせて、変化していきます。このような多様なニーズに対応するため、ザイエンスでは、個々の子どもが自分らしさを大切にしながら遊べるような、多機能で多様なデザインの木製遊具を提供しています。遊具の大きな目的として、遊びを通じて心身の健全な育成をはかるということがあります。このような、自分たちにあった遊具を段階的に、同じ空間で楽しめる「インクルーシブな遊び場」は子ども達に最適だと考えます。現在、屋外遊具では木製のものが少なくなり、家具などでも金属に木目シート張りしたようなものが多用され、子どもたちが木材に触れる機会が少なくなっています。日本の森林資源は植林されて約50年が経過。今が使い時を迎えています。当社では遊具の主材料に国産杉材を使用しています。木製遊具で遊ぶことで木の温もりや肌触りを楽しむことに加え、将来の脱炭素社会に向けた環境への意識を高める木育につながると考えます。木製遊具で、全ての子どもたちが一緒に遊べるインクルーシブな遊び場づくりを進めていきます。インクルーシブ対応遊具

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