ブックタイトルザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

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ザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

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概要

ザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

4.6保存処理木材の耐久性外構用に使用される保存処理木材は、乾燥割れが生じ、そこから腐朽菌が侵入すること、及び日光、風雨に曝され、木材表面が劣化していくことを前提としなければならない。したがって、保存処理木材の耐久性は、薬剤そのものの性能とともに、木材体積に対してどれだけ多くの部分に薬剤を浸透させるか(浸潤度)の両方に左右される。したがって、注入性状が悪い樹種は、薬剤の浸透が少なく、耐朽性向上の効果があまり期待できないため、心材の耐朽性が高い樹種以外は外構用に使用すべきではない。252ページ「3.木材の一般的性質」参照■ザイエンスの表面処理・加圧注入処理による標準耐用年数多種多様な腐朽菌に曝される野外における保存処理木材の耐朽性については、室内の防腐効力試験のみでは実際の耐朽性を適正に判断することはできません。ザイエンスでは、野外杭試験を行い、効果の確認を行なっています。無処理表面処理サンプレザーOGRシリーズペンタキュアニューBM(当社従来品)加圧注入処理ペンタキュアECO30タナリスCY加圧注入処理+表面処理メンテナンススギ3~4年5~6年10~15年15~20年20年以上ヒノキ5~7年7~9年10~15年15~20年20年以上その他の樹種は「木材の一般的性質比較表」に記載しています。表面処理の効果は表面付近のみなので、耐用年数の延長効果は1~3年です。加圧注入処理では、材内部まで薬剤が浸透するスギ材等は耐用年数が大幅に延びます。さらに表面処理用薬剤を用いたメンテナンスを併用すれば、耐用年数は20年以上が可能です。解説注:この表は日本での一般的な劣化状況を想定しているので、実際の数値とは異なることがあります。10年後※再塗装を実施しています。20年以上15~20年15~20年樹種:杉10~15年5~6年3~4年無処理サンプレザーOGRクリア表面処理ペンタキュアニューBM加圧注入タナリスCY加圧注入ペンタキュアECO30加圧注入加圧注入+表面処理メンテナンス260木材の知識