ブックタイトルザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

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ザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

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概要

ザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

日本工業規格(JIS)…Japan Industry Standard日本工業規格(JIS)とは、昭和24年に制定された工業標準化の促進を目的とする工業標準化法に基づき制定された国家規格である。適正な内容を維持するために、原則として5年以内ごとに見直しが行われ、改正、確認又は廃止の手続きがとられるとともに、新たなニーズに即したJISが制定されている。木材保存に関する規格として、JIS K 1570 (木材保存剤)、JIS A 9002(木質材料の加圧式保存処理方法)がある。■JIS K 1570 (木材保存剤)加圧注入処理に用いる防腐・防蟻剤を規定している。防腐・防蟻性能、鉄腐食性、浸透性等について性能基準に合格した木材保存剤が規定されている。5製材・保存処理の規格■JIS A 9002(木質材料の加圧式保存処理方法)木質材料に防腐性能及び防蟻性能を付与させ耐久性を図るための加圧式保存処理方法について規定している。日本農林規格(JAS)…Japanese Agricultural Standard日本農林規格(JAS)とは、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律に基づく規格で、農産物、林産物、畜産物、水産物などの他、それらの加工品につけられる品質保証のための規格である。JAS制度は、昭和25年に農林物資規格法としてスタートし、昭和45年に品質表示基準制度を加えて現在の形となった。現在は、「JAS規格制度」と「品質表示基準制度」の2つの制度から成っている。社会ニーズの変化に対応させ、また、必要性の乏しくなった規格を整理するため、既存のJAS規格については5年以内に見直しを行うこととしている。製材のJASには、製材品の品質基準だけでなく、保存処理木材の品質基準も定められている。AQ(優良木質建材等の認証)Approved Quality農林水産大臣の行う認証制度に始まり、(公財)日本住宅・木材技術センターに移管された優良木質建材等認証(AQ認証)事業で、品質性能等を客観的に評価し、優良な製品を認証している。AQ認証は、JASの5年の改定サイクルでは対応できない新たな木質建材に対し、品質性能基準の整備を迅速に対応することで、多様化する消費者ニーズに応えている。JASに規定されていない製品や屋外製品部材(屋外用)の1種(接地用)や2種(非接地用)の性能についても規定されている。AQ屋外製品部材の1種は、JASの保存処理の性能区分でK4、2種はJASの保存処理の性能区分でK3に相当する。■ザイエンスの保存処理木材の適用規格●使用している製材の多くは、製材の日本農林規格を適用しています。●ザイエンスの木材保存剤(ペンタキュアECO30、タナリスCY)はJIS K 1570に該当し、自社工場においてJIS A 9002に従って、加圧注入処理を行っています。●保存処理木材の品質は、製材の日本農林規格(性能区分K4)、AQ認証(性能区分1種)に従っています。ザイエンス保存処理木材のAQおよびJASにおける吸収量(単位:kg/m 3 )AQ屋外製品部材性能区分ペンタキュアニューBMペンタキュアECO30タナリスCYJAS保存処理区分1種9.0以上4.8以上2.0以上K42種4.5以上2.4以上1.0以上K3木材の知識263