ブックタイトルザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

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ザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

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ザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

5.4加圧注入処理法のJISJIS A 9002木質材料の加圧式保存処理方法の重要な部分を抜粋し、次に示す。●木質材料の加圧式保存処理法(JIS A 9002:2012)抜粋6木材保存剤木材保存剤は、次による。a) JIS K 1570に規定する木材保存剤、又はJIS K 1571の5.2.1.1(注入処理用)、5.2.2(ファンガスセラー試験)、5.2.3(野外試験)、5.3.1.1(注入処理用)、5.3.2.1(注入処理用)及び5.4.1(注入処理用)によって試験し、JIS K 1571の箇条4(性能基準)に規定する性能基準に適合するものとする。b)木材保存剤は、使用に際して指定濃度以上に調製した薬液とする。7注入処理方法7.1圧力注入処理は、木質材料を注薬缶に入れ、前排気、加圧及び後排気の工程を経て、所定の品質を得るために、表1に示す注入処理の条件で行う。表1 -注入処理の条件単位MPa5製材・保存処理の規格a)目的とする品質が得られる場合は、前排気の減圧及び加圧の圧力はこの限りではない。b)加圧操作を終了し、注薬缶内の薬液を回収した後、注薬缶内で一定時間放置して後排気と同じ効果が得られる場合は、後排気を行わなくてもよい。c)溶剤回収法において溶剤回収操作を行う場合は、後排気の減圧の圧力はこの限りではない。d)製品基準1)が明確でないものは、圧入量がほぼ平衡に達するまで加圧を持続しなければならない。ただし、木質材料に損傷が生じる場合は圧力を下げてもよい。注1)前排気加圧後排気減圧0.08以上1.2以上減圧0.08以上注記表中の減圧及び加圧の圧力は、いずれもゲージ圧で示す。製品基準には、製材の日本農林規格、枠組壁工法構造用製材の日本農林規格、優良木質建材等認証(AQ)における保存処理の品質基準及び受渡当事者間による取決めがある。8注入量及び圧入量8.1注入量注入量は、式(1)によって算出する。m2-m1R=……………………………(1)V1ここに、R:注入量(kg/ ? )m1:注入処理前のロットの木質材料の質量(kg)m2:注入処理後のロットの木質材料の質量(kg)V1:注入処理前のロットの木質材料の体積( ? )ただし、単一のロットを同一注薬缶で一度に処理する場合には、上記の式(1)の中で“m2-m 1”の代わりに木質材料中に注入された薬液の全容積を質量に換算して算出する。8.2圧入量圧入量は、式(2)によって算出する。m3G=…………………………………(2)V2ここに、G:圧入量(kg/ ? )m3:加圧操作開始から終了時までの計量槽の減量(kg)又は流量計の積算値(kg)V2:注入処理前の同一注薬缶内の木質材料の体積( ? )木材の知識267