ブックタイトルザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

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ザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

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概要

ザイエンス景観・公園施設カタログ1214版

2耐久性を高めるための配慮を行います。木製の公園施設、景観施設などのエクステリアの長寿命化のためには、薬剤による保存処理に加えて、下図に示すような製品の腐朽しやすい箇所に対しての対策が重要です。土壌に接している柱の地際部、ごみや水がたまりやすい部位が、乾燥しにくく腐朽しやすい箇所になります。具体的な対策としては、設置後に行なう製品のメンテナンス(点検・修繕)が有効です。点検によって、ごみや水がたまらないように清掃を行ったり、腐朽箇所を早期に発見して修繕を行ったりすることで、施設自体の機能を損なわず、長く使用することができます。(メンテナンスについては52ページの公園施設の修繕に詳しく掲載しています。)木製エクステリアの腐朽しやすい箇所(点検のポイント)横木や床板の座堀穴にごみや水がたまる。柱頭部にごみや水がたまる。横木の干割れ部にごみや水がたまる。縦格子を差し込む横木の穴にごみや水がたまる。注根太が腐朽すれば、床板が腐朽して意いなくても倒壊する可能性がある。注意指で押して軟らかい場合外部からはわからない内部腐朽の可能性がある。床板の継ぎ目にごみや水がたまる。柱の地際部は常時湿潤状態にあり、腐朽しやすい。20%以上欠損している柱は取替が必要。注柱を叩いて空洞音が意すると、内部腐朽の可能性がある。ザイエンスの構造的な配慮の例(一部オプション)ザイエンスでは上図の腐朽しやすい箇所①~⑥に対して、次のような製品の構造的な配慮を行なっています。①座掘穴②柱頭部③横木④縦格子等を差しこむ横木の穴加工部上面に設けたボルトなどの座掘穴はシリコンキャップでカバーをします。(標準仕様)柱頭部の保護としてヘッドキャップの取付ができます。(オプション)木柵などの横木は上面に割れが生じないように下方に背割を設けます。(標準仕様)角材を笠木に使う場合は上部を斜めに落とすことで、水はけを良くすることができます。(オプション)縦格子や案内板の板面を受ける横木には水抜き穴を設けます。(標準仕様)⑤床板の継目⑥柱の地際部他)柱の干割れ対策床板の継ぎ目にごみがたまらないように目地を開けます。(標準仕様)柱の地際部には表面処理用木材保存剤サンプレザーOGRを塗布し、耐久性を高めます。(標準仕様)柱の地際部には柱脚金物を設けることができます。(オプション)柱には、一部の商品を除いて表面割れを防ぐために背割を行います。(標準仕様)背割よりも美観性に配慮した入り溝加工を施すことも可能です。(オプション)適切な保存処理腐朽しにくい構造定期的なメンテナンス木製エクステリアの長寿命化007